任意

本日より諸事情で東京へ。

2泊3日。諸事情、というかむしろ諸事情によって諸事情がなくなったために用事など何一つない謎の旅となった今回。

まぁなんだっていいかと空港へ。

飛行機って未だに好かん。

きゃー怖いー、ってなる怖さじゃないけど、決して心地の良いものではない時間。飛行機。空港もそんなに好きな場所じゃない。なんじゃらもんじゃら。

飛行機の中で気になった話を一つ。

もうすぐ東京につくよ、という時分。飛行機が着陸態勢に入りますよーという時の傾きで、隣に座っていたおじさんがお酒の入っていた紙コップを床に落としてしまったのです。肘掛けに置いていたがために。中身にお酒は無かったのですが、氷が二つほどどこかへと吹っ飛んでいきました。

そうしたらスチュワーデス(あえて)さんがやってきましてそれらを拾いつつ、濡れたいませんか、申し訳ありません、失礼致しました、と繰り返しているわけです。別に僕にはかかってないですし大丈夫です、みたいなことを言っても僕と隣のおじさんに執拗なまでに失礼しましたと謝罪し続ける。

変な気分。

どう考えても悪いのは肘掛けにコップを置いていた隣のおじさんである。いったいスチュワーデスさんはどのあたりに「申し訳」がなくて、どのような「礼」を欠いたのでしょうかとしばし真剣に考えてしまった。「失礼」をピックアップしてしばし思考。

まず前提として、スチュワーデスさんないし航空会社側が何かしらの失礼をしてしまったという仮定の下、それがなんなのかを考えたいと思う。

だってなんかこの飛行機滑走路についてからもたらたらたらたらして超暇だから。

1.うちのコップが滑り落ちるなんて失礼をしてしまった申し訳ありません、という擬人化パターン。

2.うちの肘掛けがコップを滑り落とすというような失礼をしてしまって申し訳ありません、という擬人化パターン。ないし肘掛けの粘着性のなさにたいする設計的な意味での謝罪。

3.うちの機長が機体傾けすぎて失礼しました、という機長の分も謝る私的な意味合いでの謝罪。

4.このシートベルト着用してくださいというランプが点灯しているというこの着陸の際に、本来であればもう回収しきって置かなければならないコップを私が置きっぱなしにしてしまっていたがためにこのようなことになってしまって申し訳ありませんでした、という意味のそのまま自分の責任として自身で謝罪。

おー、なんか4番な気がする。

なるほどなるほど。

まぁ何にせよそんな時間まで酒飲んでたおじさんが一番悪いと思うんだけどね。

そんなこんなでサラっと東京。

浅草のホテルに荷物置いてから世田谷へ。

素敵なお蕎麦やさんで素敵な4時間ほどを過ごしてホテルへ戻る。

初めに行ったお蕎麦やさんも、それから行ったいろいろな別のところも、今回の此処も、のんびりお蕎麦やさんで過ごす時間が二人には良いねぇ。