MVの作り方.1『商業音楽』最終少女ひかさ

初めて自分のカメラを持ってもう早三年になる、と思う。 正確にはいつ買ったか覚えていませんが2013年の夏だったはずである。いや晩春かな。初夏かな。 その期間で自分がどんなことを出来るようになったのか再確認する意味で、どんな風にMVを作りはじめ、どういうことが出来るようになり、それをどう使っているのかをのんびり書いていきたいと思う。

【初めて買ったカメラEOS60D】

初めて買った一眼レフカメラCanonのEOS60Dというカメラ。これはその後二年ほど自分の愛機として活躍し、海外旅行へも一緒に行ったカメラ。このカメラにした理由はなんだったかな。後ろの画面が動かすことが出来るバリアングル液晶であったことと、あとなんかいろいろあったはずなんだけど忘れました。APS-Cサイズのカメラ。今は二つ後継機の80Dが出ております。 今さら気になって調べたんだけどAPS-Cというのはアドバンスド フォト システムのクラシックという意味らしい。なるほど知らんかった。 数か月慣れない一眼レフで遊び、写真を撮ることでシャッタースピードF値ISO感度などの仕組みを把握。遊びでタイムラプス動画を作ることで触ったことのなかった動画編集ソフトPremiere Proもなんとなく使えるようになる。

【最初に作ったMV『商業音楽』】

カメラも使えるようになったし編集ソフトも使えるようになったんだからMV作れるんじゃないかな?という乱暴な勢いで作らせてもらったのがこの『商業音楽』。 他の人もみんなそうなのか、そうじゃないのかはわからないのでなんとも言えませんが、僕は音楽を聴くとだいたいその曲に合わせて映像が一緒に頭の中に流れるので、それを映像化するというような作業になる。それが技術的、空間的、金銭的に可能かどうかや改めて効果や演出を考えて変更する点も多いので、基本的に頭に浮かんだそのままになるということはありませんが。

使用機材は自分のEOS60Dと人から借りた60Dの計二台。 ラストのライブ映像の部分以外は固定で撮影をしたかったので三脚も二台。三脚の数え方って「台」であってる?「脚」?三脚が二脚ってわかりづらい。 SLIKのGRANDMASTERとKINGのFotopro M-4 MINI。グランドマスターちゃんは背が高い。伸ばすと僕の身長を超える。たぶん。フォトプロちゃんは名前にMINIとある通りかなり小さい。卓上三脚。なので脚立に乗せて撮ったような覚えがある。脚立に三脚を一脚。 使用レンズはSigma 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMCanon EF50mm F1.8 II。 当時F値の違いによる明るさや被写界深度の違いを考慮しながら撮影したのをおぼろげに覚えている。 レンズによって撮れる画の雰囲気が違うのでそれを揃える事に苦労したような、今見てもなんとなくどの場面がどっちのレンズかわかるような、わからないような、そんな感じである。 撮影時のイメージとして歌詞を尊重したかったため、それを限定された空間の中で映像としても示すことが出来るように考えて撮影を行った。個人的な解釈になるが歌詞内容が他者のみへの放言ではなく、己の決意表明でもあると取り、鏡の中の自身へ歌ってもらう形をとった。 地味にピントの移動による視線誘導も試みている。

【Premiere Proで編集】

僕はもともとスーパーアナログ人間でパソコンなんて基本的には嫌いな人間である。パソコンがどういう仕組みで動いているのかもよくわかっていない。プログラムを書くどうこうって世界があるのは知っているけどその人が書いているプログラムも何かしらのプログラムに乗っ取って動いてるんでしょ?わけがわからない。怖い。 そんなわけで、ということでもありませんがこのMVでは編集ソフト内のエフェクトをあまり多くは使っていない。 このMVで行っている編集は大まかに以下の五つ。 ・動画の切り貼り ・色の変更 ・明るさの変更 ・不透明度の調整 ・字幕の追加 ・動画の切り貼り 撮影時は当然このMVで使っているような状態で録画はできないので、撮ったものを曲に合わせていきます。曲と関係ない映像の場合もありますがこのMVに関しては全編曲を演奏している映像がが曲に合うように繋いであります。リップシンクが難しかった思い出。 ・色の変更 ラスト以外を青系に変更してある。どのエフェクトを使ったかはよく覚えていない。今はクイックカラー補正でいろいろまとめて触りますがこの時は違ったということは覚えています。カラー変更系のエフェクト多すぎていまだに全部は把握できていない現状。 ・明るさの変更 これも色と同様何で変更したかは覚えていませんが、周りの黒をさらに暗く落としてあります。 ・不透明度の調整 不透明度を動かすことで二つの動画が重なる濃淡の調整を行っている。不透明度は動画編集において重要な要素だと最近やっと実感しているところです。この動画では「通常」の不透明度しか使用していません。 ・字幕の追加 歌詞の字幕を追加。編集ソフトに用意されているフォントのあまりの多さにビビるものの日本語のフォントはそんなに多くないことに気付いてちょっとガッカリする。そんな感じ。文字の入れる位置で美しさが大きく変わるため苦戦したような記憶ありけり。 普段自分が見る時にはサラッと見ていた字幕ですが難しいのだなぁと。 以上。 他に書くこと何かあるかな。 あったら書き足します。書き足しますって言って書き足すことほっとんどないけども。 自分の復習含め何かしらのためにこれから今まで作った他のMVについても順次書いていこうと思う。思っているだけなので書いていくかはわからないのだけれども。