餃子

食べた。

今ちょうど朝焼け。

適度に雲があって、白、水色。

それでいてオレンジでピンク。

小鳥もそんなに鳴いていない。

いい雰囲気だ。

こんな時は普段思いつきもしないことを頭が考えてくれる。

沖縄でしか見ない馬鹿デカイかたつむりの一生についてとか、

綿あめの棒にされる、使い方のちがう割りばしの気持ちとか。

「好き」「嫌い」は表裏一体で、

後者のほうが圧倒的に数が多い。

嫌いなものをなくすには、「嫌い」をなくすには、

その「嫌い」を「好き」になろうとしても、

そんなの到底できることではないから、

「好き」なものをなくせばいい。

差があるから「好き」も「嫌い」もあるんだから。

「好き」なものを全部尽くぶっ壊すなりなんなり、

なくせばこの世のすべて「嫌い」じゃなくなる。

意味上は。

むしろそんな状態のほうが嫌だけど。

でもやっぱり、いくらこの世が平坦になっても、

無駄に肥えてるデブ共を「嫌い」じゃなくなる気はしない。

しかし着実にそれに近づいていく、

我が下っ腹よ。                    とか。