世界の「治安が悪い」と言われる街について

世界旅行をしようと思うとどうしても気になるのが行く国や街の治安です。 危険だと言われている街、近づいてはいけないと言われている地域。そういうところについてネットで調べてみると「危険だ、案外平気だ」なんて情報が錯綜している。危険らしいけど行ってみたい、危険らしいけど通らなければならない。そういうこともあるだろうと思うので、僕個人が実際に行った場所について少ないながらも思ったことや感じたことを書いておきたいと思う。もしこれから行く方にとって何かの参考になるのなら幸いです。 今回行った場所で書こうと思っているのは以下の通り。 ・グアテマラ「アンティグア」 ・ジャマイカキングストン」 ・ドミニカ共和国サントドミンゴ」 (この記事では上の三ヶ所について書いてます、以下は別の記事にて) ・ハイチ ・コロンビア「ボゴタ」 ・エクアドル「キト」 ・ペルー「リマ」 ・ボリビア「クスコ」 以上八ヶ所。 最初に書いておくと、僕は何処でも被害には遭っていません。 でも、だから「安全です」とは全く言いたくない。 旅行中に海外で人に会って相手の行ったことのある街の治安について質問すると、けっこう「何の問題もないよ」と言う人がいる。「気にしすぎだ」なんて言う人もいる。僕個人としてはそういうのはあまりに無責任じゃないかなと思う。数日、長くても数週間しかいないような場所について、自分が被害に遭わなかったからと相手に安全だと薦めるのはどうなの。それを鵜呑みにして被害にあった人がいたとしたらそいつの自衛にも問題があるのは間違いないけど、無責任に安全だと触れ回って良いもんでもないと思う。そういう危険な地域を歩いたことがあるっていうことや、そこで自分は平気に振る舞ってました、っていう話をまるで武勇伝かのように思っている人も割といるんじゃないかな。そういう人らは一人壇上で踊っててくれる分には良いけど、他人巻き込まないでねって話です。 上に挙げた八ヶ所は、全部と言うわけじゃないけど周囲で実際の被害に遭っている人がいた街です。 とりあえずそんなこんな今回は書いておきたいなと思った次第。 詳細は続きからどうぞー。


グアテマラのアンティグア】 グアテマラシティの空港からも近い街アンティグア。安くて質の良いスペイン語学校がある町として旅行者の間ではかなり有名なところであります。ここはペンション田代という日本人宿も有名。人通りも多く、街並みは世界遺産にも登録されているのでなんとなく安心かなと思ってしまいますが、実は強盗やひったくりの多い街でもあるのです。 僕が滞在している間に会った日本人も、数日前に首絞め強盗に遭い身ぐるみ剥がされてしまったそうで、なんか悲しみや諦めを通り越した遠い目をしていました。アンティグアは首絞めとナイフによる強盗が多いようです。しかも観光客だけでなく現地の人らも襲われるようで、グアテマラの給料日(15日だったかな?失念)後は強盗が増えるので要注意とのこと。 さらに街外れなどでなく街の中心でも起こるのが怖い所。昼間に襲われたというような話は耳にしませんでしたが、夜中に町の真ん中にある公園付近で襲われたという話は聞いたので、深夜の外出時はかなり注意したほうが良いかと思います。 僕は昼間にいろいろ歩いたり、夜に近くのお店に買い出しに行ったりとしましたが、危ない目に遭うことはなかったです。でも夜に宿から出る際には極力一人では動かない方が良いかなと思います。そんな感じの街! グアテマラでの日記はこちらからどうぞ

【ジャマイカキングストン

レゲエと大麻ボブ・マーリーの国ジャマイカ。そこの首都キングストンキングストンはよく治安が悪いという話を耳にする街。とはいってもキングストン自体が大きな街なので、そうでもないだろうと思う地域も多くある。しかしジャマイカへ行く人の多くが目的としているであろうレゲエのイベントへ行こうと思うと、そういう危なめな地域へも行くことになるだろうと思う。しかもイベントがあるのはほとんどが夜中なのでまさに危ない時間帯。なので基本的に移動は全てタクシーになります。まぁそのタクシーもどこまで信用できるかわからないので、宿泊しているとことで呼んでもらったり、信頼できる人に教えてもらうのが一番良いかと思います。 僕は空港で適当に拾いましたが特に問題はありませんでした。 タクシーの運転手さんは基本的に個人の電話番号を教えてくれるので、一度良いなと思った運転手さんにジャマイカにいる間ずっとお願いするのもありだと思います。電話で簡単に呼ぶことが出来、繰り返し呼ぶと値段交渉もしやすいです。 僕は吸わないので買っていませんが、そこら中で大麻要らないかと声をかけられます。 治安については一人で歩き回るのは昼間でもやめろと言われるほど。特に土日の昼間は観光客しか歩き回らないらしく、メイン通りでない所では格好の餌食になるそうです。僕は特に何の被害もなく10日ほどをキングストンで過ごしましたが、一緒の宿にいた人らは僕がジャマイカを離れた日にひったくりに遭い二人が荷物を盗まれてしまったんだとか。 ジャマイカは銃もある国なのでそれもまた怖い。 キングストンではマフィア(?)の抗争が勃発していることもちょいちょいあるそうなので、そういう時期はさらに注意が必要なのかな?そういうのに一般人が巻き込まれるのかどうかわかんないけど、僕がいた間もちょうど抗争勃発中で、あんまり街の西のほうには行くなと言われたように記憶しています。 キングストン内で特に治安が悪く、近づくなと言われるのがこの「トレンチタウン」。「ゲットー」と呼ばれたりもします。近づかなきゃいいだけの話なんですが、この地域の中にボブ・マーリーの住んでいたという家を含む歴史地区があるため行きたい人は行きたいところ。ここは門で入場料を払って塀の中に入るところなので、タクシーで往復すれば特に問題はないと思います。 僕は荷物を持たずに歩いてみたり、何度か利用したトレンチタウンに住んでいると言うタクシーの運転手さんに案内されてこの地域をタクシーで走ったりしましたが、怖い目には遭わず。歩きながら眺めて「たしかに治安悪いのかな?」というなんとなく肌で感じる空気感のようなものがなくはなかったような気もしますが、子供とじゃれたり遊んだりした程度で被害に遭っていないので実際のところはよくわかりません。 そんな感じの街! ジャマイカでの日記はこちらからどうぞ!

ドミニカ共和国サントドミンゴ

カリブ海に浮かぶ大きな島を東西半分にしたのの東側、ドミニカ共和国。その国の首都サントドミンゴ コロンブスが最初に上陸したカリブの島であり、コロンブス関連の歴史的なあれこれが多いのが特徴。コロンブスの像だったり。墓代わりの記念灯台だったり住んでた家だったりがあります。そういう歴史的な建物がまとまっている場所は「植民都市」などと呼ばれているあたりで治安も良く、夜歩いてもさほど問題はないと現地の人にも言われるところ。世界文化遺産です。 夜になると人通りはかなり減りますが、一部音楽を演奏しているような広場などは明るく楽しい雰囲気。 しかし、この植民都市とされる地域から出るとなかなかに治安が悪いそうで、注意が必要。 僕の宿泊していたところはその外にあり、徒歩で10分くらいのところにあったんで、宿主さんに夜はタクシーを使うようにと何度も言われました。デカい通り使えば問題ないだろうと勝手な判断をして一回も使わなかったけどね。 家についている鍵の数で何となく治安を察することが出来るような気がしているんだけど、このあたりのアパート的な家は共用部分に入るところにまず鍵付きの鉄格子の扉があり、部屋には三つ四つのカギがかかっています。厳重。 植民都市とコロンブス記念灯台は少し離れているのですが、その二つの間にある橋には銃を持った軍隊的な人が二人も立っている。そして記念灯台への道に入ると「あ、これ俺ミスったかも…」と感じるくらいの雰囲気になってきます。(写真は楽しい雰囲気だけどこれ撮れるような雰囲気になる前の殺伐感はなかなかのもんでしたよ) ガタイの良いお兄ちゃんらがたむろしてこっちを眺めている。僕は元気に挨拶したりして突破しましたが、徒歩で向かうのはあまりお勧めできない感じです。記念灯台まで行っても安心できず、夕方になると急激に治安が悪化するそうなので「ライトアップが見たい!」という願いは叶わなそうです。現地の人に「観桜客は今すぐタクシーでここを離れなさい、あなたは今コロシアムにいるのと一緒ですよ!」って言われるくらい治安悪いみたいです。怖い。 ここでは実際に被害に会ったという人にも会わなかったし、話も聞かなかったけど危ない雰囲気はありましたので行かれるかたはご注意を。そんな感じの街!ソフトクリームが美味しい! ドミニカ共和国での日記はこちらからどうぞ! 長々文章書いて飽きましたので、続きの五ヶ国についてはまた後日! 最後まで読んでいただきありがとうございましたー。 この街どんなでしたか?という質問頂ければ行ったことある場所ならお答えしますー。