豫園

デジカメで撮った写真と、

友人がiPhoneで撮っていた写真を貰って取り込んだので、

それなりに画像が貼れるようになりました。ふぇへへ。

11月29日 中国旅行2日目

上海

前日三時寝、六時起き、八時出発。

まだ旅行2日目なので元気いっぱい。

朝食は適当なチェーン店ぽい所で、

餃子とでかい円柱型に握られたお握りのような米の塊。

餃子は皮がふかふか、味は普通。

米の塊の方は、なんだろうかあれは。

とりあえず米が固い。

外側の米は乾燥していて固い。内側の米も若干堅い。

そして円柱の芯のあたりには砕いたかりんとうのようなものが入っている。

これはなんなんだろうか。中国ではポピュラーな朝食なんでしょうか。

米硬いし美味しくないし変に甘いしで食べられなくて残しましたごめんなさい。

この日はまず後日使う高速鉄道のチケットを買いに行く。

地下鉄乗ってえんやこら。

上海→南京、南京→上海、上海→杭州のチケット買い、

駅でそのまままた軽くご飯。

キクラゲと酢とパクチーの何かしらとエビラーメン。美味。

その後、中国の秋葉原と言われているらしい徐家匯というところへ。

そこへの道すがらカッコいい中学校を発見。

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なんか中学生はみんなウィンドブレーカーみたいのを着てた。

それが中国の中学生の制服らしいです。

そんでもって徐家匯到着。こんなところ。

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ビールが音楽聴いてた。

しかしこれと言って面白い出来事無し。

明らかに偽物のipodを値切って遊んだくらい。

ちょろっと覚えた「高過ぎる!」みたいな中国語を使ってみた。

たしか8Gで3000円くらいになったはず。

結局買っていないのでよくわからんのだけども。

お次は上海博物館へ。

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入場料は無料。入館の際に友人はターボライターを没収される。

紀元前からの青銅器を年代順に見たり、

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見たかった牛の青銅器を生で見たり、

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仏教伝来以降、簡素な仏像から精巧になる過程を見たり、

中国の若者の間でポピュラーな待ち合わせ場所となっているハチ公や、

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マザーグースで有名なハンプティダンプティ、

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4000年前に中国で作られたクッキーの化石、

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猪八戒のお洒落な像などを見た。

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ちょっとふざけて書いてますが本当に面白かったです。

仏像ゾーンが特に面白かった。

サモトラケのニケ像のように、

手や頭の欠損している像がいくつかあって綺麗でした。

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そんな感じにフラフラと鑑賞していたんですが、

その中に一体だけ、圧倒的な存在感を放っている像がありました。

目があった瞬間本当に立ち止まってしまったほど。

「菩薩漆金彩絵木彫像」とかそんな名前だったと思います確か。

片膝を立てて楽に座っている像なんですが、凄かったです。

あれはたぶん実物を見ないとわからん。

僕が勝手に衝撃を受けているだけなので、

他の人が見てもそんなたいしたことないと思うかもしれませんが。

造形であるとか、木彫りなのに布の質感が表現されているとか、

そういった凄さは普通にあるんですが、

なんというか言葉にできない凄み、あれ凄いのよほんと。

携帯で撮ったので写真が無いのがスーパー残念。

それから石の篆刻、謎のお面、民族衣装、

紫檀などの木材で作られた綺麗な椅子や机などを見て回る。

何故か書のコーナーは封鎖されておりました、残念。

博物館の階段のところにあった手すり細工が、

僕に激似だったので写真撮ってきました。

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眼鏡かけた正面はこんなん。

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ぷぷぷ。

そういえば、博物館を回っている最中、

カップルで来ていた中国人に「小日本」と言われる。

小日本」「鬼子」などが日本人に対する蔑称とは知っていましたが、

本当に面向かっていきなり言われるんだなーと実感。

しかし「小日本」とか言われても、

侮蔑の意味合いがいまいちわからんので特に悪い気はしない。

確かに中国さん国土面積でっかいですよね、と思うくらいのもんである。

ぺぺぺ。

満喫したので博物館とおさらば。

出るときに返してもらうはずの友人のターボライターが無くなっている。

係員に没収したライターの中から選んで持ってっていいよ的な事を言われ、

ターボライターが今にも壊れそうなライターに変身する。素敵である。

博物館からの去り際、博物館前で写真を撮ってくださいと三人組の中国人に言われ、写真を撮ったことから話がはずみ何故だかお茶会へ行くことに。ティーセレモニーとか言ってた。

僕はほぼ中国語は話せませんが、

中高大やった程度に英語は話せるので、何となく会話。

二十歳くらいの男女にお姉さんが一人。

男女二人は従兄妹で杭州からなんかの用事で上海に来ていて、

上海に住んでいる親戚?のお姉さんに観光案内をしているところだ、みたいなことを言っていた。

お姉さんが先陣切ってお茶会会場へ歩いていく。

友人は何かしたら男の人とペラペラ中国語を話している。

女の子がニコニコしながら英語で話しかけてくる。

もうね、初対面だから気は使うわ英語で頭使うわ大変でした。

一応嫌だって言ったんだけどさ、ドンビーシャーイとか言われてね、

まぁ旅行だからこんなんも良いかと思って頑張って会話してました。

「身長何センチ~」とか

「英語上手いね。留学してたの?」

「してないよー読んだり聴いたりはまだ良いけど、

 自分で話したり文章書くのは出来ないよー」とか

「大学の専門は何だったの?」

「フィロソフィー」

「え、フィロソフィーって何」

「え」

「え」

「んー孔子老子、みたいなの」

「あ、なるほどーあたし経済」とか

けっこう歩いたからけっこう会話したはずなんだけど内容いまいち覚えてません。

そんで最早相手の顔も覚えていません。

お茶会会場到着。

5人ギリギリ入れるくらいの小さい部屋に案内され、

チャイナ服着たお姉さんがやってきて、

いろいろ説明をしながら次々新しいお茶を入れてくれる。

それをお猪口くらいのサイズで飲みまくる。

全部で10種類くらいだったかな。それをだいたい一人2杯ずつ。

説明したり、お茶入れるのに時間かかったり、

その間にこっち五人でお話したりだからかなりの時間かかっていたと思う。

お茶のおつまみみたいなのでカボチャの種が出されたんだけど、それが上手い具合に割れなくてゆっくりしか食べられない。まぁいいかーとのんびり割っていたら、隣に座った件の女の子が、こうやるんだよーとササッと割り、それを僕の横に置いてくれる。あーありがとーなんて言いつつ、お茶の合間に食べていたんですが、ふと眼を離してまた見てみるとこんもり積まれているカボチャの種。

あ、この子が食べる分も剥いているのか、

と思ったらその子は別で自分の食べる分を確保している。

この山全部俺の分か。

割ってくれたのに食べないのは悪いかなと思い、

割ってくれているペースより早く食べて山を減らしにかかる。

そうしてやっと減らせたぜーと思ったのも束の間、割るペースが上がる。

もう割んなくていいよ、と直接言う事も出来ず、もう割らないで的なジェスチャーを控え目にしつつ、「おー、こんなに、ありがとう」みたいなことを言って割るのをやめて欲しいという意志を遠まわしに伝えようと試みる。

「いいよいいよ、ほら、たくさん食べて」

「………。」

僕はハムスターになりました。

まぁこんなんもありかとなかなか楽しかったお茶会も終わり、

相手方とパソコンのアドレスなどを交換してお別れ。

うん。

今にして思えば、このお茶会あれな感じなんですけど、

それにはまた後程の日記で触れることにして、一旦置いときたいと思います。

ほんでご飯。

向こうのファーストフード的な所へ。

薄い皮に鶏肉挟んで食べた。

隣のお客さんが苦情言っててキッチンの人と口論してた。

一旦ホテルに帰ってから徒歩で豫園へ。

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こんな感じの建物が立ちまくっている区域。

古き良き、とは言いつつ観光色強い場所でした。

此処に一階から三階まで全部ショウロンポウ屋さんの建物があったんですが、

こうこれが最高でした。美味い肉汁じゅるじゅる。

階を上がるごとにグレードの高いお店らしいんですが、

一階で既に美味い。16個で12元くらいだったはず。記憶不確か。

この日は一階のだけしか行かず。あとは適当に豫園散策。

戻ってホテル付近で夜食。

ウイグルの人たちがやっている辛いラーメンのお店。

ラーメン一杯7元。パクチーたくさん。

野良猫が侵入してくる素敵な衛生環境。

でも美味しかった。

んでビールを飲み比べよーと青島ビールとポテチを買ってホテルへ戻る。

中国はでかくて方言が違いすぎるせいでどのテレビ番組も中国語放送でかつ中国語の字幕が付いている。あと変な効果音が所々についている。

そんなテレビを見ながら晩酌。

ほんで就寝。