糊口

糊口を凌ぐ、というか糊口で凌ぐ。

 

ボイスで呟いたりもしたんですが、

ここ2週間くらいで親不知を三本抜きまして。

左上、右上、右下です。

 

上を抜いた時は、

はっ、全然痛くねぇちょろいもんだぜ、

なんて思って痛み止めも全く飲まなかったんですが、

下抜いたらヤバイのね。ほんとに。

 

右下の親不知はまっすぐ生えていない埋没なんとかかんとかという状態だったらしく、歯医者さんも抜くの苦戦してました。

15分くらい格闘してたもんね、僕の歯と。

なんか削ったりゴリゴリやったり。

もうすぐですからね~、心配しなくて良いですからね~

抜けますからね~、もう抜けましたよ~、

とか言って全然抜けてないのね。

抜けましたよ、って言ってからまだペンチでゴリゴリしてんの。歯医者さん焦って嘘までついて。

 

まぁ結局抜けたから良いんですけどね。

 

でもって、サラッと何事もないかのように「抜く時に下顎の骨かけちゃったので移植しておきましたから~」とか言われました。 

あまりにサラッとすぎて、あ、はい、で流しちゃったんだけどね、大丈夫なの?いいの? 

移植ってそんなすぐ出来んの?何処のを移植したの?欠けたのを戻した的なこと?とまぁ疑問は尽きませんわかってもわからなくてもさほど違いはないので聞きませんでした。 

 

問題は麻酔が切れてからでした。

 

痛み半端ない。

常時痛み半端ないんですけど、口を動かすとさらに半端ない。

顎の関節とほっぺたとこめかみと下顎と肩甲骨のあたりが全部痛い。

特に痛すぎて何かを飲み込む動作が不可能。

唾液も無理。

そんなわけで口に溜まる唾液。

あと傷口からの血液。

飲めない。かといってペッて吐く動作も痛すぎて出来ない。

 んだもんで、下向いてでろ~んて血を出す。

でも全然出てくんないから結局ペッってして痛すぎて涙が出る。

 

抜いてから4日くらいは延々こんな感じ。

しかもこれで痛み止め効いている状態。

痛み止めは三日分しかもらっていなかったんですが、

その前にもらったのを飲んでいなかったのでそれも飲む。それくらいに痛い。

 

そんなわけで4日目か5日目くらいからはお粥的なものを食べて凌ぎました。口に糊する生活。ううう。

 

親が知らぬうちに生えてくる親不知。

親不知が生えたことも知らないし、

親不知が痛んだことも知らないし、

親不知を抜いたことも知らないし、

その後痛みに苦しんでいることも知らない。

 

親不知とはよく出来た名前ですこと。

 

自分が親になったら親不知は抜いてから苦しんでいる我が子のことは知ってあげたいなと、よくわからないことを思った。

 

右下を抜いてからもう一週間以上経ちましたが、まだ痛い。すごく痛くはないけれどある程度は痛い。

口も全然開かない。

歯があった場所にデカイ穴は空いている。 

お腹は空いている。ぺろぺろぺろ。

 

なんか書くことあったかな。

毎回たくさん書いているうちに失速して公開しなくなるのでこんくらいでいいや。

 

口が治ったら誰か飲みましょー。酒ー。

東京にいるのに全然会っていない人々よー。