清爽
あれです。清々しいです。嘘じゃないです。
ちょー爽やかです。体。僕のお体さん。
気付きました。酒飲まないと体調が良い。
いや違うな。体調は悪い。体の調子が良い。
すごい発見です。
大学の時ってだいたいだるかったです。
たぶん四年間で一番この口から出た単語は、
「だるい」か「めんどい」か「眠い」かだと思います。
知らんが。
事実として間違いなくだるかったではあるんですが、
それはやる気の無さや、性格などからくるものであって、
例えばビールを「美味しい」「美味しくない」と、
人によってバラバラの感じ方をするように、
評価や当人の解釈によるものなんだろう、
飯食ってるし健康なんだから違いは無いのだ、と思っておりました。
が。
違いました。
酒飲まなかったらね、超体軽いの。
なんだこれ、朝とか超目覚めんの。
出したくもないのに超やる気出んの。
別にやることはないんだけど。
じゃあ良い事尽くしじゃんか、
と思うとそうではないのが困ったところです。
どうやら僕の体と心は反比例の関係にあるらしく、
体がだるくなく爽快だと、心の方が不健全になる感じです。
あな難し。一見健全に物憂い。でもその物憂さは到底健康的ではない。
ウワーイつって超楽しそうな顔しながら、
綺麗な快晴のもと砂浜をギロチン台に向かって駈けていくようなイメージ。
いやなんか違う。なんかっていうか全部違う。
根暗な感じではなく、爽やかで純粋に「画鋲って飲みこめるかな?」、
なんて思って目キラキラさせて試しに実行しそうになる感じ。
これも違うわ。
アグレッシブ厭世感。
ふわー布団気持ち良いー、寝首かかれてー、みたいな。
あと半年の命だな!と確信して、
じゃあお願いしたら何人が自分の子供を生んでくれるかな、
なんつー無責任なことを考えてみたりする。何人かな。
そりゃ誰もいないかな。三人かな。もっとかな。
こんなゴミみたいな人間にそんな価値なんてないけど、
「そんな価値」って何かな、存在は全て等しく無価値だな、
まぁなんにせよこいつはなんと他人を馬鹿にして生きてんのかな、
でもよく考えたらこいつって自分だな、世話ねぇな、細けぇな、
あ、自分がされて嫌な事は他人にしてはいけませんって習ったな、
ってことは子供を誕生させてはいけませんってこったな、困ったな、
とかなんとかかんとか朝から元気に考えてました。そんな本日。
托卵企んじゃう。カッコーの餌食は誰だ。ニコルソン。そんな病的な思考。
でも病的だと判断できるから大丈夫。そんなことしナイル川。
進化で手にしたものは理性ですかそうですか。崇高な無用の長物。
長物のくせにこれ短くないですか?まさにオビタス!オビタス!
オビタスって何?
「帯に短し襷に長し」に決まってなぃ?超ウケルんですけど。
オブビオウスリー。おびただしく帯びゆくオビタス。ウケルンデスケド。
静かなお寺の中にある、広い畳間の隅っこで出会ったチキンジョージによく似た幼児は言った。
「エージだけがね、ぼくのともだちなの」
「エージ?」
「そうだよ」と、それの首を持ってこちらに見せようと持ち上げる。力なくプラプラと揺れているそれ。首は折れている。
「ああ、えいじね」
「うん、エージ」
腐敗したそれは、500mlペットボトルくらいの大きさ。嘴の付いた二足歩行しそうな何か。くだんのようだ。湿っている。ひどいにおい。ああ。
「その友達はおうちに置いてきてあげたら?」
「どうして?」
「疲れてるみたいだからね」
「いやだ!なんで!みんなそうやって言う!」
幼児がエージを振り回す。どす黒い液体とボロボロになった何かが辺りに飛ぶ。
「ともだちだからいっしょにいるんだ!」
「振り回したらエージ嫌がってるよ」
「いやがってない!」
さらにエージを振り回しながらめちゃめちゃに殴りかかってくる。服が汚れる。幼児を制止しようと、彼の頭に手をやると、ベチャ、メキッ、ズルッが鈍く混ざったような音と共に、彼の頭を潰してしまった。倒れ、地面で痙攣している。頭から嫌な匂いの液体を流しながら目を見開き、口からは「あ、ああ、あ」という適当な音と共に肺の空気をただただ吐き出している。その手の中でボロボロになっている嬰児の死体が目を開いて僕を見ながらこう言った。
「だから生まれたくなかったのに」
起床。ぶはー。そんな夢。
軽く書こうと思ったのに何故かこんな文章になってしまった。
体が軽いとこんな夢しか見ない。顔が無い事以外欠点のない奥さんの夢とか。
料理上手だし仕草可愛いし、しっかりものだけどもちょっと抜けてて、
そんな良い奥さんなんだけど顔が無いのだ。輪郭しかない。
顔の真ん中にでっかい穴があって向こうが見えちゃってるの。ああ。
そもそも顔が無いのは欠点なのかどうなのか。
顔が欠けていることに間違いは無いから欠点か。
おああ溶け落つ溶け落つ。
顔が無い奥さんと顔しかない奥さんどっちが良いのかな。
そんなこと考えている自分がどうしようもなく気持ち悪い。
その思考が漠然としていなくて、
適当でも抽象的でもなくて、
それはそれはリアルでリアルで、鼓動が速くなって吐きそうになる。
顔は重要?口が重要?言葉が重要?口でされるのが好き?
バカな子だった?なかなかだった?朝方だった?
カレーなぞ食った憶えなぞねーぞ。そもそもカレーなぞねーぞ。
ストローヘッドは脳味噌が欲しいよ。体温なぞいらぬよ。
がおー。健康って体に悪いんだと思います。がおー。
くだらない、毒にも薬にもならないことを考えたい。
手首の先には手があります。首の先には頭があります。
じゃあ乳首の先にはなにがあるんですか。乳頭ですか。
じゃあ乳首と乳頭の境はどこなんですか。
そんな感じの。
がおー、心臓いてえ。
お久しぶりです。痛みのイデア。
女性はイデアが良い。
そこらを歩いている可愛い女の子の中に餡が詰まっているのなら、
それは殺人だけれども、僕は頭からむしゃむしゃ食べてしまうかもしれない。
女の子の中に餡子が詰まっていなくて本当に良かった。
にゃおー。
そういえば酒を飲んでいる時は携帯やmixiをいじらないと決めたんですが、
酔っている僕はそんな事微塵も覚えていないので意味はありませんでした。
いや別に今日は飲んでません。
飲んでないからこんなことになっているのです。
うゆー。
こんなことってどんなこと。別段何も悪くないナリ。わるくな稲荷。
誰にも気を使いたくない。誰にでも気を使う自分嫌い。
気を使うのって一番気を使えてない行動だと思う。
コマンド選択に「→気を使う」しかない滑稽さ。
カッコいいってどれほどカッコ悪い事か分かるか、的な。ほっほー。
シェイクスピア曰く、かくかくしかじか。ほっほー。