魚眼レンズ『AT-X 107 DX Fisheye』をフルサイズ機で使う!

【時々活躍する我が家の魚眼レンズちゃん】

以前から持っていて常用することはありませんが、少し気分を変えて撮りたい時や世界旅行の風景を撮る時などに活躍したTOKINA魚眼レンズ『AT-X 107 DX Fisheye』。お手頃価格かつ小型で焦点距離は10-17㎜なズーム魚眼

10㎜側を使えばよく見る凄まじく周囲の歪んだ魚眼魚眼した写真を撮ることが出来、あまり歪曲していない写真を撮りたい瞬間があればレンズを変えずとも17㎜側を使うことで撮ることが出来るという便利な子。

しかし!この子、なんとAPS-C機専用レンズなのである。残念!

Cannon純正レンズのAPS-C専用レンズは型番でEF-Sというものになり、それらは物理的にフルサイズ機には装着できないようになっている(らしい)。僕は初めて一眼レフを買った際、これから使い込んでいくうちにフルサイズ機へ移行したくなるかもしれないという可能性を考え、最初に普段使いにしようと買ったSigmaの17-70mm以外は基本的にフルサイズ機でも使えるレンズしか買わないでおこうと思っておりました。

では、何故この魚眼レンズを買っていたのかと言うと、このレンズはAPS-C専用でありながら、フルサイズにもつけることが出来るのです。つけることが出来るという事は要するに使えるということに他ならない。でもAPS-C専用ってなってんじゃん!どういうこっちゃねん!と思ったあなた、こういうことです。

こんな風に写ってしまうのです。

この周りの四角と丸が合体したような黒い部分は加工などによってつけたものではなく、カメラにそのまま写ったもの。10-14mmあたりまではこのように端に黒い枠が写ってしまいますが、15mmあたり以降はこの枠は消え、普通に使用することが出来ます。

何故このような写り方になるのかというと、それは端的にカメラのセンサーサイズの違いによりもの。APS-Cで使うと黒い四角の内側の部分しか写らないはずなのですが、フルサイズだとセンサーサイズが大きいためにレンズとして想定されていないところまで写ってしまうのでこうなる次第。まぁ全体的に「たぶん」なんですけどね。

じゃあ結局まともには使えないんじゃねぇか、と思う方もいらっしゃるかと思うのですが、個人的にはこの写り方が面白い。ドアの覗き穴や鍵穴から覗いてるような。

と言っても最近までこの使い方を想定して買ったことを忘れていて全然使ってなかったので、これを利用した面白い写真などは撮ってないのですが、これから時々撮って遊びたいなと思っております。

スープカレーを食べるベーシストをのぞき見(してる風)。

以上APS-C専用魚眼をフルサイズで使うとどうなるかでした。

昨日は「ザンギなき戦い」の撮影。ザンギほんとすぐなくなってた。カレー美味しかった。