知床旅行記 二日目

【※現在世界一周旅行中なので良ければそちらの記事もご覧ください→世界一周で周った場所まとめ】 知床旅行 一日目 知床二日目。前日は日を跨ぐまで飲んでいましたが朝はシャッキっと起床。 ちなみに飲んでいたのは道東ということでこれらの網走ビール。 それぞれ色も味も違う発泡酒。 流氷DRAFT、じゃがDRAFT、ハナマスDRAFT、知床DRAFTの四種類。 どれも変わった味で美味しかったです。四季に応じてあるのかなとも思ったんですが、いまいちそのへんはわかりません。春夏秋冬なら色的にじゃが、知床、ハナマス、流氷の順かな?ジャガイモの花って咲くのいつ?ハマナスは? そんなビールの酔いも翌日朝にはすっきり爽快。 ビートの香りの中、二日目は一路かの有名な神の子池へ向けて出発! いや出発!!なんて自信満々に言っていますが、前日もこの日も運転は全て友人がしてくれておりまして、私は延々と助手席である。ほんとありがとうございました。疲れてたんで道中何度か寝たりもしました。ほんと重ね重ねありがとうございました。 神の子池へ向かう途中、「来運の水」という湧き水を飲みに寄りました。 知る人ぞ知る隠れた名水らしく、夏は冷たく冬は凍らない素敵湧き水。 その名前から運が来るとして飲むと願い事が叶うとも言われているようであります。 冷たくて美味しかった! そして場所も良かったです。 静かな森の手前に湧き水があり、その奥の鳥居と小さな川に架かる古い橋を越えて坂を上るとちょっとした広場があり、そこには小柄なお社さん。何所も落ち葉が厚く敷き詰められたふかふか絨毯。これが全部上にあったんだからさぞ綺麗だったろうなぁ。 お社からの帰り道、なんとなく橋から下流を眺めていると、往路の時には気付かなかったのですが川の中に「ほっちゃれ」が。 ほっちゃれとは恐らく方言だと思うんですが、川を上ってきて痩せて体が傷だらけになってしまった鮭のことです。食べても美味しくないと言われています。よく見ていると其処彼処に泳いでいるもの、息絶えてしまっているものが見当たりました。泳いでいるものも既に元気はなく、上るというよりは留まっているというような状態でした。彼らはもう出産を終えたのか、それとも途中でもう上れなくなってしまったのか、そのあたりのことはよくわかりませんでしたが、改めていろいろなことを感じながら川を後にしました。 そしてしばらくまた移動して着きました神の子池!綺麗! しかしまず言っておきたい!全然綺麗に撮れていませんごめんなさい! 言い訳させてもらえるのならば!この日曇っていて池の白い反射が凄まじかったの! でも基本的にたぶん技術不足です!PLフィルター買えばよかった!って思いました! ごめんなさい! そんな感じです。 すんごい澄んで綺麗な池でした。   ここも静かな場所。池はさほど大きくないです。たぶん一分くらいで一周できるくらいのサイズ。魚もちらほらおりました。池の水は触ってみるととても冷たく、長い間手を入れているのはきついくらいです。年中そんな冷たい水温のため、池の底の倒木も腐ることなく姿を保っているのだそう。  写真でも青いですが肉眼で見てもほんとに青い!何故なんでしょう。 ちなみに上の写真は全て加工なし撮ったままの写真です。 落ち葉がたくさん浮いていて、この池に関してはそれがけっこうもったいないかなと思ってので、ここを訪れるのであればこの時期は避けたほうが良いかなと思います。しかし来て良かった、神の子池!ちなみにここは駐車場から歩いて一分ほどなので来やすいです。 そういえば何故神の子池という名前なのかというと、アイヌ語で「神の池」と呼ばれている摩周湖と繋がっている池なので神の子なのだそう。なるほどなるほど。 ならばということで神の子の親御さん、摩周湖へ。 神秘の湖、摩周湖!ちなみにこの写真はiPhoneで撮ったんですが、何故かメールで送信できないという謎の写真です。まさに神秘の湖。 摩周湖には展望台がいくつかあるそうなのですが、ここは第一展望台。 湖の全景を眺めることが出来ます。お土産やさんなどもあります。 綺麗だねーと眺めていて気付きました。湖面まではっきりと見えている。 あの霧の摩周湖と言われている湖の湖面まではっきり見えている。 摩周ブルーっていうらしい湖面が見えている。さすが親御さん。 いやそんことじゃなくてね、摩周湖の湖面を見ると婚期が遅れる、みたいなそんな話を聞いたことがあるようなおぼろげな記憶。そんなに言われるほど普段見えないんでしょうか?だったら運がいいのかな?なんにせよよくわからんけどしっかり摩周湖が見えましたというお話でした。 摩周湖のあとは特に予定を建てていなかったので何所に行こうかと悩んだ結果、ここまで来たからと阿寒湖へ行くことに。湖をたくさんみよう企画。もうこうなると全然知床関係ないです。知床国立公園から阿寒国立公園に入ってるし。 一時間くらいかけて阿寒湖到着。何故阿寒湖を目指したかといえばまぁ阿寒湖見るためなんですが、どちらかと言えば主目的は阿寒名物「やきとり丼」!! 阿寒名物らしいんですが、調べるまで全然知らなかったのでおそらくさほど名物じゃないです。たぶん名物にしようと頑張っているとかそんな感じだと思います。まずこのやきとり丼、なにが普通じゃないかと言えばまず焼き鳥使ってません。鶏肉じゃありません。鹿肉です。 鹿なのにやきとりです。鹿肉を使った三種類のやきとり?と野菜が少々乗っかっている丼です。 これ。 まぁまぁ美味しかった!店先には可愛い黒猫がいた! でもこの丼そんな流行んないと思う! 丼なら海産物ので美味しいのたくさんあるし、鹿肉こんな形にしないほうが美味しいし。 阿寒湖。摩周湖と違って見下ろす形ではないので感動が薄い。広いね、くらいなもん。 マリモが有名だけど、別にそこらに見えるわけではない。遊覧船乗れば違うのかな? そんなわけでアイヌコタンというアイヌの町を再現したようなお土産やさんの集まっている通りがあったので、そこを軽く眺めるだけで早々に阿寒は退散しました。 帰りは知床硫黄山に寄りました。別名アトサヌプリというらしいです。 全然予定に無かった山ですが、摩周湖に駐車する時にこちらも無料というチケットをもらったのでどうせならと寄ってみたところ、ここ面白かったです。おすすめ。 こんなところです。湯気もくもく。 近づくとこんな感じ。黄色い。 こんなにマッキッキ!湿度が高くなかなか熱いです。 ところどころではグツグツと沸騰しているお湯が沸いていたり。 音も匂いも凄い。あまり目にすることのない光景なので一見の価値ありです。 しかし、気をつけなければならないことが一点。 身に着けている銀でできたものは一瞬で変色します。 そんなに長時間いたわけではありませんが、友人の鍵やネックレスが茶色になってしまいまた。おそろしい。何かしらの力。 二日目もこれで終了ー。これにて知床観光終了です。 友人のおかげでいろいろ回れて二日間という感じのしな二日間でした。 ありがたい。 この後は温泉で体を癒し、車馬道という斜里の居酒屋さんでとっても美味しい食事とお酒(鹿のペニス酒)を楽しみ、以前熊が出現したという住宅街の交差点を眺め、オジロワシに見送られながらイーグルライナーに乗って帰札しましたとさ。 とっぴんぱらりのぷう。